2009年に公開された、映画『エスター』は
『この娘、どこかが変だ。』という興味深い
キャッチコピーが付いておるサスペンス・ホラー映画じゃ。

孤児院から引き取られてきた少女(エスター)が
里親先で巻き起こす恐怖のお話じゃが、
「主人公のエスター以外、マヌケだらけの人々」という
設定で成り立っておるので、ソコで引っかかってしまうと、
怖いどころではなくなるゾイ。

見所は、夜更けに夫婦がキッチンで性交するよだれ場面。

息を荒げながら、ジーンズをずりおろし、Tシャツを脱ぎ捨て
黒いブラジャーだけのイヤラシイ姿になった奥さん。
そんな、すっかり発情モードの奥さんをキッチン台に伏させ
胸毛ボーボーの旦那が後ろから、濡れ壺を強く激しく貫く…

ハァハァ…たまらんわい…

しかもの、それを少女エスターが覗き見ている、という
オマケ付きじゃから、色んな意味で最高じゃろ？

エスターちゃん

一般的には楽しめる映画と思われるが、私論としては
『ゆりかごを揺らす手』を彷彿させるイライラ映画かのぉ。
「ゆりかごを揺らす手」

すこし変わった題名のホラー映画「28日後...」をご存知かな？
原題も「28 DAYS LATER...」と、まんまじゃ。

バカな動物愛護活動家のせいで、研究中のウイルスが外に蔓延、
その「28日後...」に目覚めたジムが見たものは
感染したゾンビどもがウジャウジャいる壊滅した街。
世界は絶望的に思われたとき、ラジオから
多くの生存者がいるとの情報が流れてきた。
ジムは数人の仲間と共にソノ『希望の場所』を目指すことに…

よくあるゾンビ映画とは少し毛色が違って、
スプラッター加減やエロ場面は生ぬるいが、
その分テンポや展開も良く、話はまぁちゃんとしておるゾ。

良い意味で、よくあるB級特有の「アレ」も無かったし、
よだれ的には、10点満点中★7～8コはあげたいのぅ。

28日後...

2009年のホラー映画「スペル」はいかがかのぅ…

自宅の差し押さえの延期を断られたお婆さん。
そのお婆さん…いや、身勝手ババァに逆恨みされ、
恐ろしい呪いを掛けられる女銀行員の受難話じゃ。

サム・ライミ監督のホラーじゃから
かなり期待したんじゃが
正直「ホラー」としてはもう一つじゃったの。
だが「コミック」として見るなら話はべつじゃ。

なんたって、呪いを掛けられる理由と受ける災難の
『罪と罰』バランスの格差がありすぎるんじゃ。
さらに、腰の曲がったよぼよぼの筈のババァが、
女子行員と格闘家並にボッコボコにヤリあう場面は最高じゃ。
目玉がぼ～んしたり、鼻血がブゥ～ッと噴射したりと、
とにかく随所に声を出して笑える場面には事欠かんゾ！

ただ、オチが見えてきた終盤でのダラダラは少々キツいの。
サム・ライミさん、『スパイダーマン』なんか
撮ってるもんじゃから鈍ったのかえ？
『死霊のはらわた(1983)』を超えるのは、アレなんかの…

レンタルなら決して損はなく、オススメはするゾ。

よだれ的追伸：
グロいシーンを体当たりで演じちょる、
受難女優「アリソン・ローマン」さんは、カワユイ顔しちょる。
エロいSEXシーンこそ皆無じゃが、角度を変えて見ると、アレじゃぞ…
ヌキどころが無いワケではないぞ…。

「スペル」のババァは最強じゃ…

みんなは「口裂け女」なる都市伝説をご存知かの？

人気の少ない夜道にロングコートに白いマスクなる
いでたちのスラッとした女性が立っておる。
女性がおもむろに『ねぇ、私キレイ？』と尋ねてきての
こちらが「き、きれいですよ…」と答えると、

「こ～れ～で～も～っつ!?」

と、女はいきなりマスクを剥ぎ取り
大きく切れ上がった口をバカっと開け
釜を振りかざしかなりの速度で追っかけてくる…

この伝説は年代や土地によっても言い伝わりかたは
様々じゃが、まぁ大体はこんな話かの。
今考えるとバカみたいな話なんじゃが
当時、ワシは相当脅えていたのを覚えちょるぞ。

映画「口裂け女」は過去何作か製作されておって
今回わしが見たのは1996年版の「口裂け女」で
中には「口裂け女」以外にも数本のお話が
オムニバス形式で収録されておる。
各物語の案内役に怪談噺家(？)で有名な
「一龍斎貞水」さんが独特の語りで進めるんじゃが、
正直どの物語より

この人が一番怖かったワイ。

総すると、あえてレンタルするのは……じゃぞ。

口裂け女

ホラーでスプラッターな映画『ホステル』をご存知かの？
ドあたまのあらすじはこうじゃ…

女を貪る目的でヨーロッパを旅行する陽気な3人の若者たち。
オーストラリアで難を救ってもらった若者に
地図に載ってないマイナーな町を紹介される。

なんでもその町は戦争で男が減少したため、
肉欲に飢えた女がうじゃうじゃ居てSEXがやりたい放題だという。
当初気乗りしなかった3人だが、その話をきいて一変
翌朝さっそくドスケベな町のホステルを目指すことに。
そこがとんでもなく恐ろしい町だとも知らずに…

エロ場面もほどほど、テンポもあり飽きることなく、
スプラッターもグロまでいかずにそこそこで、
怖い映画が好きな人は見て損はせん映画ですぞ。
念のためじゃが、ハードな絡みはないので「ヌキ」には不向きじゃ。

日本の有名な監督がちょい役で出てたり、
エンドロールでユリ役の女優さんが
「KEIKO SEIKO」なる変テコな名前だったり、
別な楽しみ方ももありそうじゃな。

あ、あと無修正版じゃとアレじゃぞ
マンコのビラビラが少し確認できるところがあるぞ…
ほんの少しの。

ホステル 無修正版